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辞書に載る言葉はどこから探してくるのか? (ディスカヴァー携書)

, 飯間浩明
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ペーパーバック : 345 ページ ページ
作者 : 飯間浩明
出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2013/12/26)
コレクション : 本
ISBN-10 :
フォーマット : Kindle版,
平均的な顧客フィードバック : 4 5つ星のうち(2人の読者)
ファイル名 : 辞書に載る言葉はどこから探してくるのか-ディスカヴァー携書.pdf (サーバー速度23.31 Mbps)
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本書は『三省堂国語辞典』の編纂者である著者が、右辞書に収録・編集するべき言葉を、街角を歩いて探した記録をエッセイとして纏めたものである。著者は「はじめに」において、国語辞典の編纂において「生きのいい現代語を載せる」には、新聞や雑誌、インターネットで集めたような「室内で手に入れた日本語」では不十分であり、「『街の日本語』を網羅的に調べ」て「用例採集」することも重要であるとして、右の「用例採集」の現場記録を紹介すると述べている(7〜11頁)。構成は「用例採集」が基本的に街中を歩いて収集することにあるため、都内を6個のカテゴリに分け(6部構成)、その各々から概ね4つの「街」を選んで採集した記録となっている。右6個のカテゴリは(1)「流行を発信する街」、(2)「ふだん着の商店街」、(3)「昔の面影を残す街」、(4)「混沌と熱気の街」、(5)「高層ビルのある商業地区」、(6)「都心を離れた街」である。都内に詳しい方ならカテゴリ名からおおよその具体的「街」は連想されるかと思うので、細かいところは割愛させて頂きたい。街角での「用例採集」の具体的方法は至って単純で、看板、標識、商店の立て看板、案内表示、店前広告物、値札、メニュー、とにかく街中で目についた全ての“文字媒体”を対象としている。かかる地道な方法が素朴である以上に、著者の解説・考証が実に客観的・実証的で興味が尽きない。巷間の日本語用法の正誤・是非を単に考察するのではなくて、“辞書に収録すべきか否か”という明確なコンセプトに立って、造語、新語、誤用も含めて目についた言葉を積極的に評価し、あるいはその用法に至ったであろう経緯を、著者の豊富な経験と知見から分析するというスタイルを採っている。かかる解説や考証は、街や習俗、言葉の変遷などの歴史まで実証的になされており、読者を飽きさせないものがある。本書が日本語評論?なのか日本語論のエッセイ?なのかはともかく、かかるスタイルのエッセイ?は目新しく新鮮なものがある。印象的なものを幾つか挙げるとーー「駐車」・「駐輪」から派生したとおぼしき「駐バイク」(46〜47頁)が挙げられる。私見では無理のある表現かと思うが、著者は「『駐イラク大使』と同様、『駐』だけで他の単語とくっついて……造語成分的な性質が強くなりました」と積極的に評価分析している。次が「酢たこ」、「真たこ」、「銀さけ」、「ズワイかに」の一連の値札である。これらには濁点がないことに、著者の観察は向いている。売り子の発音は濁音であることを確認しつつ、表記に濁点を付けないのはそれによって「たこ」、「さけ」、「かに」であることが「一目瞭然」となるからと言う。このような用例は、「○○ずし」をローマ字表記では「〜sushi」として「sushi」屋であることを簡明にすることや、「淀橋」が古い表記では「よどはし」として、「橋」であることを明確にすることと同じ「合理的な処置」であるという(67〜69頁)。また「変体仮名」のあれこれ、東京下町ではお馴染みの「もんじゃ」が「もんじゃ焼き」ではない理由、「買い入れ」と「買い取り」のニュアンスの相違等々、単に言葉の用例を評価(分析)するに留まらず、背景や当該用法に至った歴史的経緯など「合理的」に解説しており論述の説得力が強い。題材の新規性、内容の客観性・説得性など、単純なエッセイや評論以上の価値があると評価できよう。

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