よくわかる! 家賃債務保証の知識

10年以上不動産投資を行っています。宅建も持っています。不動産屋に入居者募集の仲介を依頼する際、連帯保証人よりも家賃債務保証サービスを利用する例が多くなったために、きちんと理解しようと思い読みました。理解したいと思った内容は概ね記載されていましたが、法令や判例の説明が不必要に多い気がしました。また、著者は法律に詳しいのかと思ったら、表記があいまい、内容が誤っている箇所が多すぎる。日本経済新聞出版社も、これらに気付かなったのが不思議。・「賃貸契約（誤）」だったり「賃貸”借”契約」・「金銭消費貸借契約」だったり、「金銭消費”者”貸借契約（誤）」・「家主と賃借人」ではなく、「賃貸人と賃借人」が正しい・「家賃債務保証会社は連帯保証はしない」と明記しているのに、「家賃債務保証会社が連帯保証"人"した場合に責任を負う範囲は・・・家賃等のみで・・・」などの記述がある。連帯保証の範囲を限定する（そんなことはできないが）のであれば、その法律行為はそもそも連帯保証ではない。これら以外にも、ざっと読んだだけでも気になる部分が多数散見されるため、活字版はともかく、kindle版くらいは訂正してほしい。近所の書店に置いてなかったのでkindle版を買いましたが、仮に、立ち読みできたのであれば、絶対に買わなかったかな？立ち読みで十分です。